海賊版サイト対策まとまらず

海賊版サイト対策まとまらず


『中間まとめ』ではなく『中間まとまらない』とする報告書を作成

 

中学校の数学が思いのほか難しくて宿題とにらめっこして「ムムム!」とうなる中年ですよこんにちは!

 

人生でこんなにナチュラルに出たムムムは初めてかも知れません。

 

私事でした。

 

 

さて、先日記事にしました漫画村

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著作権違反で閉鎖してGoogleの検索結果から削除されたそうです。

 

しかし、これ以外にもたくさんの海賊版サイトが存在しているのはご存知のことと思います。

成人向けだったり同人誌だったり商用だったり様々な専門だったり複合的だったりする海賊版サイトが多数存在します。

 

それらを規制する方法としてブロッキングを立法または制度化しようとする人たちが会議を繰り返しているようです。

しっかりと反対派も抱え込んで議論しようとしているようで、6月22日の第1回検討会から10月まで議論された結果、出た結論は

 

「まとまらない」。

 

 

そりゃそうでしょう。

 

 

 

 

 


「ブロッキングを立法する根拠となる立法事実は存在しない」山口弁護士が意見書

 

かの漫画村を追い込む山口貴士弁護士がこの会議に意見書を提出しています。

 

山口氏はブロッキングそのものには反対の論調のようです。

 

立法事実とはなんじゃろか。

お答えします。

 

「立法事実」とは、立法的判断の基礎となっている事実であり、「法律を制定する場合の基礎を形成し、かつその合理性を支える一般的事実、すなわち社会的、経済的、政治的もしくは科学的事実」(芦部信喜、判例時報932号12頁)

 

つまり、ブロッキングは合理的、社会的に考えてかならずしも必要ではないという論理ですね。

 

たしかに。

 

 

ブロッキングされても、存在する限り見ようと努力すればだれでも見れるんです。

ただその努力に見合うほど見たいかと言われれば・・・ね。

 

漫画村は無料でいつでも気軽に見れたからこその爆発的な集客だったのは明らか。

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その”いつでも気軽に”の部分を潰してやればユーザーは激減します。

激減はしますが根絶はしないワケです。

 

他にも、そのブロッキングを監視して適切に運用するのは誰が行うのか。

問題は山積みです。

 

このような状態では確かに立法事実はないと言えるでしょう。

 

 

 

では反論意見を見てみましょう。

 

これらが実際のサイト運営者の特定等につながるとすれば歓迎すべきことである。ただし、そのことゆえに、一般論として、他の実効的な手段が存在する(ブロッキング法制化の立法事実がない)、ということになるわけではない点に留意する必要がある。

 

管理運営者に法的措置によって削除させ賠償させるのは十分に一般的で実効的だと思うのですが。

そもそも、民間でなんともならないから政府に動いてブロッキングしてもらったんですよね?

山本弁護士は民間レベルで初めて実効的な手段を講じたのですから凄い事です。

それを”歓迎すべきこと”みたいな上からの言葉はどうかと思います。個人的に。

 

規制するだけの”遊び”のない社会なんて来てほしくないですねぇ。

 

 

 

またこういう意見も。

 

そもそもブロッキング法制化は他の様々な海賊版対策で効果が上がらない場合に、それらの既存の海賊版対策を補うものとして検討が始まったものであり、他の海賊版対策での幾つかの事例を解決に近づけることができることが分かったことを以てブロッキング法制化の必要性がなくなったとするのは、論理的に飛躍している。

 

え?

解決したらブロッキングの必要なくないですか?

何言ってるんでしょうこの人。

この人の個人的な目的はほかにあるということでしょうか?

まったく飛躍してませんよね?

 

むしろ、これが解決して作者へ利益が分配されれば作者を守る事になると思うのです。

 

確かに著作権は守られていませんが、作者が作品で得るはずだった潜在的な利益が還元されるんです。

作者の留飲は下がり創作活動も続けられるでしょう。

 

 

海賊版サイトに公開された時点ですでに著作権は守られておらず、閲覧されることで侵害されるのは作者の潜在的な利益です。

 

ならば見れないようにするのではなく根源の運営を叩くのは至極まっとうで的を得た手法だと思うのは私だけなのでしょうか?

 

著作権を守る事と著作物を守ることは微妙に違うんですね。

 

両方が常に守られているのが理想ですが、例えば某国のようにバッタもんに溢れたりパクり文化ってものもありますしね。

根絶は不可能でしょう。

 

 

 


漫画村の閉鎖によって漫画の売り上げは回復したのか?

 

これが一番大事ですよね。

 

色々な憶測やデマや思い込みが飛び交っているようですが、確実に漫画村の閉鎖によって売上が激増したという情報はありません。

 

一番中庸な分析を要約すると”前年に対し微増。漫画村閉鎖の影響は感じるほどではない”と書いてありました。

 

長い目で見ないと判断のつかないことなのはわかるんですがお察しと言ったところです。

 

 

 

権利を守ることに固執して本質を見失ってる感と言いますか・・・。

著作権という言葉に振り回されてはいないでしょうか。

 

 

たしかに権利は大事ですが、その権利や名誉を守ることに躍起になって創作活動ができなくなるなら完全に目的と手段が逆転してますよね。

 

作者の皆様方には、ぜひ冷静に考えて欲しいものです。

 

本当にブロッキングで自分の著作権が本質的に守られるようになるのか。

 

本当に情報の規制を受けて、生きがいのある楽しい社会になるのか。

 

 

 

 

今回はこのへんにします。

 

 

 

 

 

では。

 

 

 

 

 

 

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